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第3回 ニッポン豆腐屋サミット(徳島)

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全豆連では、去る6/29(土)~30(日)の両日、徳島県徳島市・ザ・グランドパレスにおきまして「第3回ニッポン豆腐屋サミット」を開催致しました。この度のサミットは、全豆連・四国ブロック協議会が中心となり、四国4県全域(平成23年末現在459社)を対象にこれまで業界組織と御縁の少ない皆様にも広くお声掛けし実現したものです。全豆連に一旦緩急あるとき、いつも屈指の団結力を誇る四国ブロック会が大きな役割を担われます。この度も全国から豆腐業界の明日を担う若手豆腐製造事業者の精鋭及び関係団体・企業の皆様、なんと総勢84名がご参集されました。正に「豆腐業界ここにあり」そんな感銘を受ける研鑽の場となりました。関係各位及び開催県であります徳島県豆腐協同組合・植田 滋理事長、村尾 誠事務局並びに実行委員の皆様のご尽力に厚く敬意を表したいと存じます。

6月29日/イントロダクション

定刻の13:00に至り、全豆連事務局よりアナウンスの後、主催者を代表し全豆連・東田和久評議員より挨拶があり、公務ご多忙の中をご参加いただいた農林水産省食料産業局食品製造卸売課・川端 匡係長、全日本豆腐機械連合会・川西聡一郎会長、日本豆腐協会・三浦 巌副会長よりそれぞれお言葉を頂戴いたしました。

イントロダクション

続いて実行委員が紹介されました。

第3回ニッポン豆腐屋サミット実行委員

第3回ニッポン豆腐屋サミット実行委員【敬称略・順不同】村尾 誠(徳島/さとの雪食品)、程野裕貴(愛媛/程野食品)、下田知加(高知/下田食品)、二神大輔(徳島/美津和産業)、菜虫睦男(徳島/ 同 )、吉村栄二(広島/リョーコクショウジ)、阿部 栄(埼玉/阿部商店、斎藤嘉人(京都/京都大学)、作田 理(徳島/四国化工機)

【 同 /第1部】  基調講演・グループディスカッション

基調講演岡田育大氏

「ニッポンを元気にする秘策」岡田育大氏より、「元気」とは、天地間に広がり、万物生成の根本となる精気(Vitality)、活動の源となる気力(Energy)、健康で勢いのあること(Healthy)の3つの要素が源で、それぞれ、「突破型のチャレンジが行われ、新しい未来を創っていくという思いを形にしていくこと」、「多様性を受け入れて情報を共有し、自ら考え仲間を集い新しいものを創り出していくこと」、「経済的な豊かさの追求とともに心を育み、適切な新陳代謝の環境にあること」と定義し、自らの地域活性化への取り組みを基に講演をいただきました。競争も必要だが、全体としての調和が重要であると語られています。

8つに分かれて行われたグループディスカッションでは、豆腐業界の活性化に向けた熱い議論が展開され、「価格もさることながら、深刻なのは「豆腐の価値」が破壊されつつあること」、「おいしい豆腐を作るだけではなく、消費者に味を知ってもらうための営業力が大切」、「豆腐の味について均質化が進むことは業界にとって致命的」、「子供は味のしない白い塊を豆腐だと思っている」、「需要の底上げが重要な課題である」、「業界の一致団結」、「個性化の重要性」、「商品の情報発信」、「販路拡大の手段」など多くの問題点について言及されました。

グループディスカッション

【 同 /第2部】  全国豆腐試食会・懇親の夕べ

全国豆腐試食会S

17:00から行われた全国豆腐試食会には、全国各地から寄せられた30アイテムの豆腐製品が並びました。今回は、木綿、絹ごし、充填、寄せ・ざる等、味付・変わり豆腐等、揚げ類・惣菜他のカテゴリー別にエントリーがされ、全製品の官能検査も行われました。

続いて、和やかに懇親会が開催されました。下田知加実行委員の司会進行により、開催地の徳島県組合・植田 滋理事長よりの歓迎の辞に続き、ご来賓の徳島県中小企業団体中央会会長・山本紘一殿、アメリカ大豆輸出協会日本代表・西村允之殿よりご挨拶をいただいた後、全日本豆腐機械連合会四国支部・渡辺憲司殿(美津和産業㈱)の乾杯のご発声により杯を上げました。

全豆連懇親の夕べ

6月30日(日)/第3部】 研究発表、グループディスカッション、ポジティブミーティング

全豆連研究発表

8:00より、村尾実行委員長より『豆腐とは?~業界自主基準について~』と題した研究発表が行われた後、2日目のグループ・ディスカッションがスタートしました。また、京都大学・斎藤嘉人氏より『福島における放射能と豆腐の現実』について調査報告が発表されました。

続いて恒例となりました本音をぶつけ合う「ポジティブミーティング」(車座討論会)が行われ、「私は何故、豆腐屋をやるのか?」のテーマを主軸に豆腐製造事業者の参加者全員よる意見発表が行われました。豆腐製造に携わることとなった経緯や意気込み、苦労などが思い思いに語られました。

全豆連グループディスカッション 第3回 豆腐屋サミット宣言下田知加氏

全てのプログラムが終了し、愛知県豆腐油揚商工組合・中川義博理事長により閉会挨拶、高知県豆腐油揚商工組合・下田起義理事長より全体講評をそれぞれ頂戴した後、多くの仲間達との別れを惜しみつつ、12:00に散会となりました。

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